Fall in Love_002・ホテルの最上階で

「キュヒョン・・・」

「・・・っ、だめ・・・っ」

 何時ものホテルの一室で、シウォンはキュヒョンの名前を耳元で優しく囁く。耳はキュヒョンが一番弱いところだ。まだ名前を呼ばれただけなのに、この人に呼ばれるだけで足に力が入らなくなる。
 ホテルの最上階から見下ろす景色。もう何回眺めただろう。ただし、毎回普通には見させてくれないのだが。

「やあ・・・っ」

「やだって、此処は素直に感じているようだが?」

 壁一面にかかる大きな窓に、ワイシャツ一枚の状態で両手を付かされて、シウォンから与えられる甘い刺激。
 右手で下半身を扱かれながら、左手はボタンを外されたワイシャツのナカをまさぐられる。ピンと張った乳首に左手が触れると、ギュッと抓まれて鈍い痛みがキュヒョンを襲う。
 痛いはずなのに気持ちよくて、下半身の先からトロトロと甘い蜜が垂れおちてシウォンの右手を汚していく

「ん・・あ・・・・っ」

「凄いな・・・キュヒョンは、刺激があるほうが感じるのかな?」

「ちが・・・あっ・・・」

 乳首を抓む力がさらに強くなり、身体が震えて窓が壊れるんじゃないかというくらい両手に力が入る。窓にうつる気持ちよさそうに喘いでいる自分の顔を直視してしまい、思わず顔を背けてしまった。
 もしここが、最上階じゃなかったら・・・。そんなことを考えると、身体が勝手に反応してより深く、快楽がえぐられていく。

「キュヒョン・・・入れるぞ」

「んっ・・・あああっ!!」

 シウォンの下半身がキュヒョンの蕾にふれると、ばかみたいに反応してひくついてしまう。反り立って、まるで硬い凶器のようなソレは、容赦なくキュヒョンのナカに入ると勢いのまま奥を突き上げる。

 まだ入っただけなのに、頭がクラクラして眩暈を起こしそうになった。

「入れただけで軽くイッたのか・・・?悪い子だな」

「ひっ・・・ううっ・・・」

 キュヒョンの下半身を掴んでいるシウォンの右手に力が入り、根元をグッと抑えられると身体中に甘い痛みが走る。
 自然とお尻に力が入り、入り口がぎゅうっと締まると、ナカに入っているシウォンのモノの形が嫌というほどリアルに感じることができて身体が震えた。

 キュヒョンのナカが締まると、彼の脈打つ下半身が、より堅くなってグチュグチュと卑猥な音を部屋中に響かせながらキュヒョンの奥を刺激し続ける。

「あっ、はあっ、やら・・・やめてっ・・・!!手、手を離して・・・っ!!」

「だめだ、気持ちよくなったらお仕置きにはならないだろう?」

「んんっ・・・ああっ、だめ、ご、ごめんなさ・・っ、奥、奥にあたるのぉっ・・・シウォン・・・っ!!」

「・・・っ、一緒にイクまで我慢するんだ・・・!!」

 シウォンの腰の動きが一層激しくなって、両手で必死に身体を支えながら吐き出したくても吐き出せないもどかしさで頭がおかしくなりそうになる。
 シウォンの亀頭が、キュヒョンの感じるところをゴリゴリと刺激する。只でさえ気持ちいいのに、これ以上の快楽を与えられたら意識がどうにかなっちゃいそうだ。

「ああああっ、も、ほんとに・・・っ!!」

「キュヒョン・・・イクぞ」

 彼の熱い精子がビュクビュクとナカに注がると同時に、ようやく下半身が解放されてキュヒョンはシウォンと同時に果てる。
 窓にだらしなく蕩けきった俺の全身が映り、ワイシャツから覗く乳首はぷっくりと女の子のように勃起してピンク色に染まっていた。

 窓にはキュヒョンが放った精子が大量にかかり、白濁に汚れた街を見下ろしながらぼんやりとキュヒョンは涙を流した。

・・・・・・好き・・・。

「・・・っ、あ・・・痛あっ・・・」

「キュヒョン・・・今日も可愛かったよ」

「ん・・・シウォン・・・っ」

 左肩を思い切り噛まれて、激痛が走るのと同時に甘さが全身を襲う。彼が行為後にいつも付ける噛み跡は、まるで彼がマーキングをしているかのようで心地よい。

 本当はこの痣が消える前に、また会いたいけれど。

 残念ながら毎回、彼に会えるのはこの痣が完璧に消えてからなんだ。