「んぅ・・・あぅ」
あまり感じすぎて、声が大きくなると隣に声が聞こえちゃうから、毛布をかじりながら、好きな人の声を擦れた声で呟く。目を閉じながら、大きくなった下半身に力を込めて擦ると、ジュブジュブと卑猥な水音が響き渡って、感情が高まっていく。
「ふぅ・・・う、あ・・・んっ」
指をしゃぶって、唾液で思い切り濡らした後、ゆっくりとお尻のピンク色に火照った入り口に挿入していく。彼の長い指を想像しながら、彼の甘い声で自分の名前を囁かれているのを想像しながら、彼に・・・
「・・っ、あ、ダメっ、イク・・・っ」
ドンへの手に、べっとりと自分が吐き出した白濁の液体がこびりつく。久し振りだから量が多い。ああ、少し窓を開けて換気しなきゃ。でも、ものすごく気持ちよくて、脱力感も半端無いから、このまま眠ってしまいそうだ。
ドンへはこのまま幸せの余韻に浸ったまま、窓を開けるだけ開けて、ぐっすりと眠ってしまった。
§
開けっ放しの窓から入ってくる風が冷たくて、目が覚めると夜中の2時だった。一人でヌイて、そのまま眠りこけてしまうなんて、まるで思春期の学生のようだ。慌ててベッドの上に散乱している丸めたティッシュをかき集めて、ゴミ箱に捨てると、
手を洗うために洗面台に向かった。
中途半端に寝てしまったから汗くさい気がする。でも、夜中だからシャワーを浴びる事は出来ない。こういった時、共同生活をしていると不便が出てくるんだよね。まぁ、とりあえず手だけはキレイにしておかないといけないか。
「あれ、まだ起きてたんですか?」
「わっ、キュヒョン・・・う、うん」
手に付いた自分の精液を念入りに洗い落として、ニオイがついていないかどうか、クンクンとチェックしているところに、ひょっこりとキュヒョンが顔を出すもんだから、ドンへは思わず声が裏返ってしまった。
別に平静を装っていれば、キュヒョンにバレる事は絶対に無いはずなのに、昔からキュヒョンは勘が鋭いというか、俺が隠そうとすることは、全部見抜いてしまうんだよね。
昔、もしかしてキュヒョンはエスパーなの?って聞いたら、俺が解りやすいリアクションをしているだけだって言うんだけど、それにしても、今日履いている下着の色まで当てるなんてすごいと思わない?
「あれ、こんな夜中に手を洗っているなんて・・・もしかして、一人でエッチなことでもしていたんですか?」
「・・・っ。して、ない、よっ」
またもエスパーキュヒョンに、当てて欲しくないことをあっさりと言い当てられてしまい、顔から火が吹くくらい真っ赤になる。そんなドンへを見ながら、キュヒョンがクスクスと不敵な笑みを見せた。
「眠れないのなら、俺に付き合ってくれませんか?ファンの子から、美味しいお菓子をもらったんですよ」
「・・・っ、悪いけど、自分の部屋に帰・・・」
美味しいお菓子。なんて俺のお腹は正直なのだろう。ぐううううううう。と獣のような唸り声をあげて、キュヒョンに腹が減った!と叫んでいる。更に顔を真っ赤にするドンへを見ながら、キュヒョンがニッコリと決まりですね。と呟いた。