マンネの嫉妬が止まらない【KyuHae】

「ね、ダメだって・・・・・・隣にヒョンがっ、起きちゃうからあっ・・・・・・」

「大丈夫ですよ、ドンヘが大きな声を出さなければ・・・・・・ね」
「ふうっ・・・・・・っ」
今、何しているんですか?ってキュヒョンから連絡が着たから、何も考えずにイェソン兄さんが酔っぱらって家に帰れないから泊めてくれって言われて、今家に居るよって返したんだ。そうしたら、既読はついたんだけれどキュヒョンからは何のリアクションも無くて。
まぁ、急に仕事の電話が入ったり、メンバーや友達からの連絡が入れば、やり取りも途中になる事はよくあるから、特に気にしないで寝ようと思ったんだ。ベッドに入って目を閉じた瞬間に、インターホンが鳴って突然キュヒョンが来て、よく解らないけれど嬉しいから笑顔で迎え入れたのが良くなかった・・・・・・のかな。

っていうか俺、隣の部屋でイェソン兄さんが寝ているって言ったよね!!

部屋に入るやいなや、ドンヘを思い切りベッドに押し倒すと、有無を言わさずに唇を塞いで、手際よくズボンを下ろす姿は野獣のようだ。キュヒョンの長い指がドンヘのお尻の蕾に触れると、勝手に身体が反応して腰が震える。ドンヘの些細な動きにも上手に合わせながら、キュヒョンがゆっくりと焦らすように人差し指の第一関節、第二関節と挿入していく。
そのスピードがあまりにも遅すぎて、キュヒョンが入れているのか、俺が受け入れようとヒクついているのか解らなくて頭がおかしくなりそうだ。
「・・・・・・ん、きゅひょ・・・ぉっ・・・・・・」
「ほら、気を付けないと、ドンヘの喘いでいる声がヒョンに聞こえちゃいますよ」
「あっ・・・・・・らめ・・・っ、動かしちゃっ・・・・・・」
「ん?・・・・・・動かして欲しいんですか?」
「ん、っ!!」
グチュ。と、卑猥な水音が室内に響き渡って、この音ですら隣で寝ているヒョンに聞こえているのではないかと思うと、恥ずかしさのあまりドンヘのナカが一気に締まる。ニッコリと可愛らしい笑みをキュヒョンが浮かべると、一気に指の本数を増やして、更に大きく水音を響かせながらドンへの奥の感じる部分を指で一気に擦りつけてきた。
声を出しちゃいけない、感じちゃいけないって頭が必死に抵抗しているから、余計に刺激に対して身体が敏感に反応してしまい、軽く意識が飛びそうになる。
下半身の先っぽからはトロトロと透明の蜜が溢れ出て、早くイッて溜まってるものを吐き出したいって言ってる。自分で弄ったら、もっとよく感じる事が出来るのにって思っただけなのに、気が付くと自分の手は自然と下半身を握りしめていて、グチュグチュといやらしい音を響かせながら扱いている。
「・・・・・・ドンヘのエッチ。ねぇ、隣にヒョンが居るから、余計に感じているんでしょ?」
「ん、ちが、はぁあっ、違うもぉ・・・っ」
「本当ですか?」
「ふぅ・・・・・・ん、んっ、あっ」
「この体勢、ちょっとした声でもヒョンに聞こえちゃいますね」
「う・・・・・・っ、らめ、ああああっ」
「もうここまできたら、ヒョンに全部聞いてもらいますか?」
ヒョンが寝ている側の壁に両手を付けるような体勢で、思い切り後ろからキュヒョンの熱くて硬い肉棒がねじ込まれると、声なんて我慢できる訳が無くて、突かれるたびに大きな声をあげてしまう。
中途半端に自分で扱いて、気持ち良くなっている途中で体勢を変えられたから、お預け状態だし。代わりにキュヒョンの手が俺の下半身を握りしめているんだけれど、それは絶対にイカないようにキツく詮をされているだけで何の気持ちも良くない。
両手で必死に壁を抑えながら立っているけれど、キュヒョンから与えられる激しい刺激と気持ち良さで崩れ落ちてしまいそうだ。
「も、らめ・・・・・・っ、イキたいよぉっ・・・ううっ・・・・・・」
「・・・・・・ごめんなさい、は?」
「ご・・・ごめ・・・?」

「俺というものがありながら、勝手にヒョンを泊めるなんて・・・・・・怒ってるんですよ」

「・・・・・・っ、ご、ごめ・・・んなさ・・・っ、ふああっ」
「ナカに全部俺の愛を注いであげるから・・・・・・零さずに受け止めて下さいね」
「んああっ・・・!!あ、ああっ!!」
握りしめていた手が解かれて、開放感を感じるのと同時にナカに熱いモノがビュクビュクと注がれていく。身体が一気に崩れ落ちて、四つん這いの体勢になった状態で引き抜かれるとキュヒョンの精液が蕾からトロトロと溢れ出て止まらない。零さずに受け止める事なんて出来る訳がない。

「んぅ・・・キュヒョ・・・・・・っ」

「そんな事」で怒るようなタイプなんだって思ったら失礼なのかもしれない。でも、キュヒョンは俺と一緒に居る時は落ち着いていて大人っぽいし、何でも笑顔でそうなんですね。って言ってくれるから、全く気付かなかった。
思いがけないキュヒョンの嫉妬に、ドンヘはイヤな気持ちにさせて申し訳ないなって思ったんだけど、それよりもものすごく愛おしくて、可愛いとも思ってしまって、

「キュヒョン・・・あの、ね、俺・・・・・・好き、だよ」

だから、せめてちゃんと好きって気持ちを伝えようと思って、ニッコリと笑顔を見せながらキュヒョンに伝えたんだけど。その瞬間、キュヒョンの顔が真っ赤に・・・・・・なったのかな?部屋が薄暗いから解らなかったんだけれど、俺の顔を見ると直ぐにサッと避けたから、ちゃんと想いは伝わったんだと思う。
何だかキュヒョンとキスしたくなって、ジッと顔を見つめていると、その事に気付いたキュヒョンがゆっくりと近付いてきて優しく唇を重ねてくれる。何度も何度も唇を重ねている内に、またお互いに身体を重ねたくなって、いつの間にか隣でイェソン兄さんが寝ている事なんてすっかり忘れて・・・・・・。

「何で俺も交ぜてくれなかったんだ!!」

「うう・・・やっぱ、気付いていたよね」
朝、キュヒョンは仕事が早いからといって、何事も無かったかのように出て行ってしまった。兄さんが起きてきたらどうしようか、知らないふりをしてやり過ごそうかとか考えていたら、兄さんから軽く冗談のように夜中の行為の事を切り出されたので、複雑な想いを感じつつも、でも素直に謝る事が出来た。
「・・・・・・気付いていたっていうか、キュヒョンから怒りのメールが来たからな」
「へっ」

どうやら俺がキュヒョンに返事をした後、彼は直ぐに兄さんに何をしているんだってお怒りのメールを入れたらしい。だから兄さんは、キュヒョンがこっちに来ることを知っていたんだ。
俺の連絡を見た時に、兄さんに連絡を入れていたから既読だけ付いて、何も連絡をくれなかったんだ。ドンヘが気恥ずかしくて顔を真っ赤にしていると、兄さんがジッと俺のことを見つめてくるから、ドンヘが不思議そうな顔を見せる。

「・・・・・・これから先、苦労するな」
「へ?何が?」
「いや・・・・・・お前たちは、色んな意味でつり合いが取れてるのか」
そう言うと、兄さんが俺の頭をポンポンと叩いて、複雑そうな笑顔を見せてくれたんだけれど、俺にはその意味があまり良く解らなかった。だって俺は素直に、キュヒョンは俺のコト大好きなんだなって思ったから!