愛してる。

「ドンへ、すごい・・・今日はいつもより感じてるね?」
「ふぁ・・・っ、そ、んな事、言わないで・・・っ」
昨日も沢山ヒョクとセックスをしたのに、まだ足りない、もっとヒョクに触れて欲しいって身体が反応している。少し前までは、別にお互い付き合ってなくても、心や身体が寂しい時に、ちょっと身体を重ねれば、それだけで満足出来ていた筈なのに。お互い好きっていう気持ちが重なると、倍以上に気持ちよくなるんだなって事に、改めて気付かされる。
「ヒョク・・・お願い・・もう、挿れて・・・焦らさないで・・・っ」
ドンへが両手を広げて、可愛らしくおねだりをしている姿を見て、ヒョクは心がはじけそうになる。何時もと違う場所でセックスをしていて、少し心が開放的になっているのだろうか。普段は消極的で、自分からは決しておねだりを言うタイプじゃないのに。
ドンへの中に入れていた指を抜いて、優しく自分の下半身を入り口にあてがうと、ドンへの身体が一瞬ピクリと反応する。十分に慣らしているから、痛くは無いとは思うけれど、やっぱ入れる瞬間って、お互いに緊張するよな。
「・・・痛かったら、言えよ」
「ん・・・平気・・っ。あ、あのね、ヒョク・・・」
「何・・?」
「へへ、愛してる・・・よ」
好き。じゃ無くて愛してる。ドンへからニッコリと笑顔で、予想もしてなかった言葉を言われて、ヒョクは驚きと嬉しさのあまり、思わず早くイッてしまいそうになった。

 

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