シウォン×ドンヘ

 

今日も一日、大変だった。早く寝たい。そう思いながらルームキーを使って、ホテルのドアを開ける。すると、何故か明かりがついていて、俺の部屋に、不審者がいるんだ。シウォンが状況を飲み込めないまま、整理しようとすると、それを阻止するかのように、顔面に向かってクラッカーが飛んでくる。相手がドンヘ以外のメンバーだったら、不法侵入で訴えている所だ。

「へへ、シウォン、驚いた?!」

「・・・・・・そうだな」

ところで、こんな時間に俺の部屋で一体何をしているんだ?って少し怒り口調でドンヘを問い詰めると、ごめんなさいって小さい声で呟きながら、解りやすく落ち込んでしまった。いや、そんなに目に見えて落ち込まなくても良いのに、これだと、どっちが悪者なのか解ったもんじゃない。そう思ったシウォンは、直ぐにドンヘに謝るのだけれど。

「いや、疲れているとはいえ・・・・・・言葉を選ばなくて悪かった」

「今日は、シウォンの誕生日でしょ?それで最近・・・・・・忙しくて全然会えなかったから、俺・・・・・・」

「ドンヘ・・・・・・」

ドンヘに言われて、シウォンは慌ててデスクに置いてある卓上のカレンダーをチェックする。日付を見ると、確かに俺の誕生日だ。シウォンは思わず、右手で口元を押さえながら、ドンヘを問い詰めた事を後悔した。確かに今、俺が抱えている仕事はとてもハードだ。ドンヘだけに限らず、他のメンバーにもろくに会えていない。そんな中、きっとドンヘは俺に怒られるのを覚悟しながらも、サプライズで会いに来てくれたんだ。俺はどうして、忙しくて疲れているからって、感情的になってドンヘを問い詰めてしまったんだろう。シウォンがため息をつきながらベットに座り込むと、ドンヘが近付いてきて、大丈夫?って顔を覗き込んでくる。そんな犬の様な行動が可愛くて、シウォンは思わずドンヘを抱きしめると、そのまま耳元で、ごめんって素直に謝るんだ。シウォンの低温ボイスがくすぐったくて、ドンヘの頬が解りやすく真っ赤になると、慌ててシウォンの腕を振りほどいて、真っ赤になってしまった顔を隠しながら、小さい声で呟く。

「あ、あのね、俺、シウォンの為に、ケーキ作ったの・・・・・・だから、一緒に食べ・・・・ひゃあ!!」

「最近忙しくて、会えなかっただろ?だから・・・・・・ケーキよりも先に、ドンヘが食べたいな」

「お、俺を食べるって、そのっ、んっ」

「・・・・・・ダメか?」

シウォンの指が、いつの間にかドンヘの服の中に入って、探りながらもスムーズにチャックを降ろしていく。ドンヘはそんなシウォンの行動に対して、一切抵抗が出来なくて、ただシウォンにしがみついていた。シウォンが、またそのドキッとするような低温ボイスで、ドンへと呼んでくる。その瞬間に、目と目が合うと、無理矢理唇を奪われて、そのまま押し倒されてしまった。

「シウォン・・・・ま、待って!!」

まさにこれからっていう所で、ドンヘがちょっと間の抜けた声を出して、シウォンを制止する。まさかドンヘから、待って。なんて言われるとは思ってもいなかったシウォンが呆然としていると、ドンヘが顔を真っ赤にしながらも、今日は俺がしたいって言ってくるんだ。

「きょ、今日はシウォンの誕生日だから、お、俺がするの!!」

「ドンヘが、する?・・・・・・どういう意味だ、うわっ!!」

これでもかと力を込めて、ドンへはシウォンをベットに弾き飛ばした。押し倒すなんて可愛いもんじゃなく、それはもう力一杯にベットに叩きつけるもんだから、思わずシウォンも痛いって叫んでしまう。でもドンヘは、そんなのお構いなしって感じで、すかさずシウォンの上にまたがると、そのままズボンのチャックに手を伸ばして乱雑に、同時にパンツまで引きずり降ろしてくる。そんなドンヘの強引な行動に対して、シウォンは動揺が隠せなかった。いや、まさか俺がするって、それは無いだろう!!・・・・・・とは思うのだが、抵抗したらどうなるのか解らないと言ったような状況で、どうしたら良いのか解らず、ドンヘを目の前にして、嫌な恐怖感が襲ってくる。

「いや、ドンヘ、待っ・・・・・・ん!!」

「シウォン、今日は先に、気持ち良くなって・・・・・・っ」

シウォンの露わになった下半身を、両手で優しく包み込んだドンへは、さっきまでの強引な態度とは全く異なり、急に恥ずかしくなったのか、顔を真っ赤にすると、口を遠慮がちにあけて、そのまま優しく包み込む。そして、一生懸命手を使って扱きながら、シウォンの気持ち良い所を探り始めた。シウォンはかなり驚いてしまったが、俺がする!!っていう言葉の意味が、ようやく理解できると、心から安心してしまい、思わず顔がほころんでしまった。

「ドンヘ・・・・」

「シウォン・・・・・・ねぇ、気持ち良い?」

おそるおそる確認するように、上目遣いでシウォンの目を真っ直ぐに見つめてくるのは、はっきり言って反則だと思う。これだと、本当にドンヘに口だけでイカされてしまう。只でさえ忙しくて、ここ最近会えていないのに、それだけで終わってしまったらつまらないじゃないか。シウォンは、ドンヘの手を掴んで、無理やり引き寄せると、もう一度強引にキスをする。そして、途中まで下ろしかけていたチャックに手を伸ばすと、何もしていないのに、ドンヘの下半身が十分に大きくなっている事に気が付いた。

「ドンヘ、一緒にしよう」

「だ、大丈夫だよ、今日は俺じゃなくて・・・・・・!!」

「ココは我慢できないって言ってるぞ?」

シウォンが悪戯にそう言うと、チャックを下ろして、大きくなっている部分を直に撫でる。たったそれだけの行為なのにも関わらず、ものすごく久し振りだからなのか、ドンヘは何時も以上に敏感に反応してしまい、シウォンに思わず抱き着いてしまった。その瞬間、シウォンはドンヘに対して、申し訳ない気持ちになる。俺が忙しくて、全然会えていないから、セックスもご無沙汰だ。少しでも時間を作って、俺がドンヘと会っていれば、こんな寂しい思いなんてさせずに済むのに。俺が変に不器用で、時間を上手く作る事が出来ないから、ドンヘに笑顔の裏で苦労をかけてしまっているんだ。

「・・・・・・シ、シウォン?・・・・・・ひぁ!!」

掴んでいた手を強引に引いて、ドンヘをベットに押し倒すと、そのまま無理やり足を開いて、有無を言わさずにドンヘを愛撫する。シウォンはドンヘの感じるところは全て把握しているから、イカせる事なんて容易だ。

「んっ、あ・・・・やだ、やだっ」

「我慢するな」

「シ、ウォ・・・・・・!!」

ドンヘが顔を真っ赤にしながら、シウォンの口の中で溜まっているモノを吐き出す。口だけでは受け止めきれなくて、溢れ出る精液がベットのシーツに飛び散っていく。ふとシウォンを見ると、その受け止めきれなかった精液が、シウォンの綺麗な顔を汚していた。

「・・・・・・っ、ごめ・・・・」

「何で謝るんだ?」

「だ、だって・・・・・・」

ドンへがシウォンの首に手を回して、ゆっくりと起き上がる。そして、真っ直ぐに見つめながら、ちょっと涙目で、久し振りだったから、沢山出ちゃった。って言うと、そのままシウォンの顔に付いている、自分自身の精液を犬のように、ペロペロと舐めとっていく。潤んだ瞳で見つめられるだけでも、十分に我慢が出来ないっていうのに、そんな可愛い行動をされてしまったら、抑えていた理性もどうにかなってしまいそうだ。シウォンがもう一度、ドンへをベットに優しく押し倒すと、舌を使ってドンへの下半身を探るようにしながら、また愛撫を始めた。まさか同じ事を繰り返されるとは思ってもいなかったドンへが、素直なリアクションをシウォンに見せると、笑顔になったシウォンが、耳元で優しくドンへに囁くんだ。

「ドンへ、今日は俺の誕生日だろ?だから・・・・・・ほら」

「う・・・・っ、あ、あ、あのっ・・・・・・」

人差し指で、焦らすようにしてドンへの先を弄る。すると、先からはトロトロとした甘い蜜が溢れていく。そして、最上級の笑顔で、ドンへに「おねだり」をすると、俺が何を言わんとしているのか、はっきりと理解してくれたようだ。ドンへが恥ずかしそうにしながらも、そんなシウォンのおねだりに応えるようにして、自分の両手で入り口をこじ開けながら、小さい声でシウォンに応える。

「お・・・・・・俺を、食べて・・・・お願い・・・・・・!!」

やっぱり、人のぬくもりは、抱き枕とは違って最高に心地が良い。しかもそれが、愛しい恋人なら、今日は仕事なんて行きたくないって思ってしまう。シウォンが少し伸びた髭を、ドンへの頬に擦り付けるようにして頬擦りをすると、チクチクとした痛みがちょっと不快だったようで、眉間にしわを寄せながらも、ゆっくりと目を開ける。寝ぼけているドンへの髪の毛をクシャクシャにして、優しく唇にキスをすると、一気に目が覚めたのか、みるみる内に頬が赤く染まっていった。

「シウォン・・・・・・へへ、なんかこうやって一緒に朝を迎えるのって、何ヶ月ぶりかな?」

「そうだな、あと少しで仕事も落ち着くから、もうちょっとだけ我慢してくれるか?」

シウォンの言葉に対して、嬉しくなったドンへは、大きな声でうん!!って叫ぶと、そのまま、シウォンの引き締まった胸に向かって飛びつくように抱きついた。

「さて、ドンへが作ってくれたケーキでも食べようか」

本当は昨日の内に食べたかったのに、あまりにもドンへが可愛すぎて、メインだけでお腹がいっぱいになってしまった。しかし、ケーキは生モノだし、せっかくドンへが作ってくれたんだから、食べないわけにはいかない。シウォンが冷蔵庫の中に入れておいたケーキを取り出すと、さらに笑顔になったドンへがシウォンの隣にちょこんと座った。

「えへへ、シウォンの為に沢山作ったんだよ」

「沢山?」

箱を開けると、ケーキはケーキでも、カップケーキが箱じゅうに敷き詰められている。あまりにも多くて、メンバー全員にでも配るのかとでも言いたくなるような量だ。いや、それだけ俺への愛情が深いという事なのだろうか。形はどうであれ、ドンへが作ってくれたというだけで、シウォンは嬉しさのあまり笑顔になってしまう。

「ドンへ、本当にありがとう」

満面の笑顔で、一番手前のカップケーキを取り出して、豪快に一口頬張る。その瞬間、何故かカップケーキを食べているはずなのに、塩っぽいような、変な味がシウォンの口の中を駆け巡り、思わず固まってしまった。

「ド、ドン・・・・・・こ、これは?」

「え、え?!美味しくない?」

「・・・・・・い、いや・・・・ふ、不思議な味、だな」

「おかしいな、キュヒョンに作り方を調べてもらって、一緒に作ったんだよ?」

キュヒョンという言葉を聞いた瞬間、シウォンは一気に血の気が引いて、その場で倒れてしまいそうになった。あの悪魔なら、最近の俺たちの様子を知って、 何かをやらかしてくれる可能性も十分にあり得る。シウォンが水を飲むために、冷蔵庫に向かった瞬間、携帯電話がメールの着信を告げた。ディスプレイを見ると、タイミング良くキュヒョンからのメールだ。

【シウォン兄さん。お誕生日おめでとうございます。ドンへと僕が作ったケーキは食べてくれましたか?まさか兄さんが、僕たちの愛情が込められているケーキを捨てるなんて、そんな酷い事はしないですよね。ケーキには、シウォン兄さんが大好きな食べ物が沢山入ってますので、存分に味わってくださいね。あと、ドンへをこれ以上寂しがらせたら、いけませんよ。】

どうやら、カップケーキには俺が好きな食べ物が沢山入っているらしい。そして、これはもう、メンバー全員がドンへを悲しませるなと怒っているのだろう。シウォンは自分の誕生日であるにも関わらず、深いため息をつくと、どうやってこのカップケーキを処理すれば良いのか、悩まざるを得なかった。

 

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※さりげなく攻撃を仕掛けるキュヒョンが好き。